2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2009秋ベルリン+@旅行記(15)

DAY7-1:歴史の地層(ただしベルリンは軟弱地盤注意) この日は余裕をもってスケジュールを組んでいたので、時間が余ったら行き損ねたところへ行こうと思っていた。 赤の市庁舎とニコライ地区 何しろ就寝が早いので、朝はいつも時間をもてあます羽目になる。…

2009秋ベルリン+@旅行記(14)

DAY6:バルト海! バルト海! カモメの水兵さん 土曜日ということで、週末遊びに出掛けようというドイツ人で駅はごった返していた。乗ろうと決めていたロストック行きの列車は「ヴァルネミュンデ・エクスプレス」と称してロストックの外港のヴァルネミュンデ…

2009秋ベルリン+@旅行記(13)

DAY5-3:過ぎ去ろうとしない過去。 元ネタは未読。今回の旅行で自分の立ち位置と補助線の引き方がぼんやり見えてきたので、今後ぼちぼち読んでいくつもり。さて。 カレーヴルストを食べたこと 空腹をかかえながらクーダムの通りを歩く。クーダムと言うのは、…

2009秋ベルリン+@旅行記(12)

今回の旅行では、この本にたいそうお世話になった。ベルリン―“記憶の場所”を辿る旅作者: アンドレーアシュタインガルト,Andrea Steingart,谷口健治,北村昌史,爲政雅代,南直人,進藤修一出版社/メーカー: 昭和堂発売日: 2006/04メディア: 単行本 クリック: 5回…

2009秋ベルリン+@旅行記(11)

プラハ日帰りの翌日は午前中を休養に充てるつもりだったのだが、いつもの癖で7時には起きてしまう。湯船につかれないせいで体中がバリバリするものの、驚くべし、お肌は近年になく絶好調だった。単にお日様の下を一日中歩き、バランスはよさそうだが大分簡素…

2009秋ベルリン+@旅行記(10)

DAY4-3:プラハ・アンダーグラウンド(3) プラハには8時間滞在できるとして、旧市街2時間、ユダヤ人地区2時間、マラー・ストラナ2時間、食事・移動・予備2時間という見積もりを立てていた。マラー・ストラナに渡った時点でほぼ予定通り。 薬学歴史博物館を求め…

2009秋ベルリン+@旅行記(9)

DAY4-2:プラハ・アンダーグラウンド(2) 承前。ここで言うアンダーグラウンドは文字通りの意味、すなわち地下のこと。廃墟萌えとか工場萌えとかいう言い方に倣えば、私は疑いなく地下萌えの人間であって、上水道よりは下水道、橋の上ではなく橋の下、屋根裏部…

2009秋ベルリン+@旅行記(8)

友人が遊びに来たので、撮りためたピンボケ写真を示しつつ、旅のみやげ話をした。相手はガイドブックをぱらぱら眺めて、「君が話した街がここに書かれている街と同一のものとは到底認めがたい」と言った。しかし、友人のおかげで、フランクフルト・オーダー…

2009秋ベルリン+@旅行記(7)

DAY3-2:で、ペルガモン。 で、ペルガモンなのであった。 ベルリンのガイドブックでは「何があってもペルガモンだけは」と、「ナポリを見て死ね」並の扱いをされているペルガモン、シュプレー川の中州に5つの博物館を擁し、「シュプレーのアテネ」の令名高い…

2009秋ベルリン+@旅行記(6)

DAY3-1:オドラ、オーデル、クライスト。 夜、何度か腹痛で目覚めかけたものの、朝起きたら峠は越えているようだったので、予定通り鉄道の旅をすることにした。Oの方のフランクフルト、オーデル河畔のフランクフルトを訪れて、ついでにポーランドへ足をのばし…

2009秋ベルリン+@旅行記(5)

ベルリンはでかい。 しかしそれに甘んじていてはいつまでたっても帰りつけないぞ。 DAY2-3:掘り出されつつある都市。でもナチはゴミ箱へ。 テロのトポグラフィー ナチの遺構なんておっかないものは避けて通りたかったのだが、壁にくっついて来たのでやむなく…

2009秋ベルリン+@旅行記(4)

引き続き。この日は壁めぐりだけじゃなく、腹痛をだましだまし、ユダヤ博物館やナチ関係の場所も見て来たのだった。 DAY2-2:ユダヤ博物館とホロコースト記念碑。 いきなりベルリンまで行く気になったのは、リベスキントのユダヤ博物館を見てみたかったからだ…

2009秋ベルリン+@旅行記(3)

昨日は明大講義を聞いて来たのだが、一度に一つのことしか出来ない鳥頭ゆえ、先に旅行記を片付けてしまいます。 DAY2-1:壁、観光資源、壁、稀に過去。 着いたらいきなり腹痛週間に突入してしまった。8月に初稿〆切をぶっちぎらせ、私を午前中職場のトイレに…

2009秋ベルリン+@旅行記(2)

@はアルファじゃない、とか言わないように。 DAY1:NRT→CPH→TXL 初日はひたすら雲の上を飛んで移動していたので、あんまり書くことがない。コペンハーゲンのセキュリティ・チェックで係員に貴重品袋の存在を失念されて、ドイツの土を踏む前にあやうく財産の…

2009秋ベルリン+@旅行記(1)

ヒッキーの歯車が旅に出た訳。 ふと思い立ってベルリンに行って来た。 実は去年の夏、月山に登る計画があったのである。それまで文学なんて屑だ作文なんぞはロクデナシの所業だと主張してはばからなかった我が老父が、70にして奥の細道を自転車で走破する野…