引き続きへばる。

○数日前は急に暑くなったので体が動かなくなったのだが、今度はまた寒くなって、しかも湿度は高く、そのうえガラピシャ雷が鳴り出したので、てきめんに風邪様の症状を見せてぶっ倒れる。きょうび、恐竜でさえものによっては恒温動物だったことになっているらしいのに、この変温動物っぷりはいかがしたことか。おまけに鼻の頭がかゆくてたまらない。こちらの原因は明らかで、仕事したくない病である。7月、8月、9月の工程表を引けば引くほどかゆくなる。嗚呼。
○土曜日はエンデの「はてしない物語」の読書会だった。物語の中に読者が入り込んでしまう型のファンタジーとして、「はてしない物語」は無敵なのじゃないかと、エンデ本人には相変わらずむかつきながらも、かなり見直した。で、それとは別にアトレーユが意味もなく(いや、あるが)かっこいい気がしてならないのだった。まだ十かそこらの子供なので私的にはアウトオブ眼中のはずなのだが、しかしどうにも気になる。人狼グモルクとセットにすると、ますます猛烈に、いやその、二次創作魂が燃えてくるのだ。いやちょっと待て、私。スネイプ先生に続いてまたしても人様の気に食わない話の登場人物なんかにはまったら、人生お先真っ暗だぞ。そうじゃなくても、アトレーユは十歳のガキなのに――そりゃ確かに長めの黒髪ではあるけれど――って、そこかよ(爆)。
――ということで、夏の午後の雷雲のごとくむくむく湧き上がって来た煩悩は無事滅却できるやいなや。以下次号。てか、滅却されてくれ。